Zero to One(ゼロトゥワン)ピーターティール

『Zero to One(ゼロトゥワン)』の概要 さまざまな新事業を起こし、世界中の市場を席巻する「ペイパル・マフィア」と頭目として名高い、ペイパル創業者ピーターティールによる著作。 わかりやすい実務的な話ではなく、本当に価値のある企業を生み出すための考え方を学べる書籍。 「どうやるのか」ではなく「何をすべきか」を求める人です。   競争を避け、独占せよ 競争が進み、完全市場の状態になると、利益は消失する。 よって、安定した利… Continue Reading

会社はこれからどうなるのか(岩井克人)

『会社はこれからどうなるのか 』の概要 日本を代表する経済学者である岩井克人氏による著作です。 取引の仕組みを明らかにすることで、資本主義の未来、とくに会社という概念の将来像が描かれています。 以下に備忘録として、内容をざっくり記載しておきます。(読み終えたの3週間前だから記憶違いがないか怖い)   資本主義における利益を生む仕組み 資本主義は交換によって利益を生む仕組み。もちろん単なる交換では利潤が生まれない。 ある国で10… Continue Reading

僕は君たちに武器を配りたい(瀧本哲史)

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概要 資本主義というゲームの仕組みを説くことで、 なぜ交換可能な存在になってはいけないのか 交換可能な存在にならないためにどうすれば良いのか を説いた本書。20歳前後のみなさまに是非読んでいただきたい良書です。 以下、引用とコメントです。 「本物の資本主義」の到来 護送船団では、最もスピードの遅い船にあわせて全体が航行する。同様に、日本政府は手厚く産業を保護する政策をとってきた。 事業の許認可や輸入品に対する厳しい規制を設けることで新規… Continue Reading

“超”分析の教科書 (日経BPムック)

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他社事例の参考には良いと思います。ただし「実践」と謳うには内容が薄いかもしれません。とかくに重回帰とロジスティック回帰が強調されていますが、使い分けの根拠もなく、多重共線性や過剰適合、コントロール変数の説明も実質ありません(こういうのがあるから気をつけようね、と注意を促す程度)。他の参考書籍と併せて読むことをおすすめします。

スタートアップ・バイブル シリコンバレー流・ベンチャー企業のつくりかた(アニス・ウッザマン)

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シリコンバレーのスタートアップ企業の成功事例をもとに、ベンチャービジネスの起業を理論化したもの。日々の起業に関するインプットを整理するためのフレームワーク集として、なかなか便利。事業の初期段階を突っ走ってる皆さんにオススメです!

イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言(デービッド・アトキンソン)

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快刀乱麻。「肯定も否定もせず、ただおかしいと思うところは指摘する」と念を押した上で、圧倒的な客観性とデータによって日本の経済を分析します。辛辣に事実を突きつけられますが、日本の良い所、悪い所を発見し、新たな歩みを始めるための希望も授けられます。オススメです。

部下を持ったら必ず読む 「任せ方」の教科書 「プレーイング・マネージャー」になってはいけない (出口治明)

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ライフネットの出口氏によるマネジメント論。「課長の権限を部長が犯すことはできない」「箸の持ち方まで管理できる人数なんてたかが知れている」といった言葉が並ぶ、合理的かつ自然な思考に基づいた実践的な書です。

問題プロジェクトの火消し術(長尾清一)

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デスマーチに陥ったプロジェクトを仕切りなおし、収束させるための実務について書いた本。成果とメンバーのリソースについて責任をもつプロマネのあるべき姿が、とにかくハードにドライに記述されています。「たとえスキルがあっても、モチベーションを下げる発言を繰り返すメンバーは切る」といった冷徹な判断ができない甘いプロマネが、PJとメンバーを陥れ、皆を不幸にする・・・といったことが書いてあり、「プロとはこういう人を言うのか」と教えられました。