つい最近(2014年11月)、20週年記念でアナログリイシューされた、トリップホップの最高傑作。
英国のブリストルを代表するサウンドの一つでもあります。
ちなみにトリップホップに厳密な定義は無いそうですが、ヒップホップにテクノやダブの要素を取り入れた音楽の1ジャンルという解釈があるそうです。
または、著作権の問題でサンプリングによるスクラッチが難しくなったことから、スクラッチするための音をアナログレコードにプレスして、楽器のようにレコードを演奏する手法によって作られた音楽、という解釈もあるとのこと。
同系列では、Massive Attackなどが該当でしょうか。
別の分類として、ブリストルで生まれたことからブリストル・サウンドとも呼ぶそうです。
奴隷船の港として栄えたブリストルが持つ陰鬱な印象を洗練、昇華させた結果がこうしたアルバムになったのかもしれません。
そういえば、古い雑誌のインタビューで、Dr DreがPortisheadを気になるアーティストにあげていました。
ジャンルの壁を超えて支持される稀有な作品です。
Portishead Polygram Records 1994-10-17
売り上げランキング : 19030
|