Ben-Hur: A Tale of the Christ(ベン・ハー):1959年

あらすじ 副題はイエス・キリストの物語とありますが、話の主軸は復讐劇。 子供の頃から懇意にしていたユダヤの王、ベン・ハーとローマの執政官メッサーラは、事故により対立関係に陥る。 母や妹は監獄に入れられ、ベン・ハーは奴隷としてガレー船の漕手になる。 戦闘を機会に出世し、戦車レースでライバルのメッサーラと死闘を繰り広げる。 メッサーラから母と妹の場所を聞いたが、すでに不治の病に冒され、ベン・ハーは絶望するが・・・ 演出 東方の三博士が、星が… Continue Reading

BladeRunner(ブレードランナー)

大好きな映画。命の尊厳が美しく語られます。 この映画はあまりにも好きすぎて、ロイ・バティ(ルトガー・ハウアー)のクライマックスシーンは、ソラで英語で言えます。 いつの日か、デッカードグラスでジョニーウォーカーの限定ラベルを傾けるのが夢です。 透明なお酒、チンタオが出てくるのですが、この使われ方も素晴らしいです。 ハリソン・フォード ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-04-21 売り上げランキング : 1556 Amazonで最安値を探… Continue Reading

2001:Space Odyssey(2001年宇宙の旅):1968年

この作品はすごすぎて、何を書いても価値を毀損してしまう気がします。 メタ視点でいうと、美の一つの型を学べたのかな、と思います。 シンメトリーの美しさ。上があれば下がある。右があれば左がある。 当たりまえなんですが、それを意識して作ることで、どれだけ画面が美しくなるか。 美的感性を養うために、たまに見返したくなる映画です。 ところで、終盤でボウマンがグラスを落とすシーンについて、長らく謎だったのですが、つい最近自分なりの答えを見つけました… Continue Reading

七人の侍

言わずと知れた超名作。 「勝ったのは我々(雇われた武士)ではない。あの百姓たちだ」の一言には唸るしかありません。 戦争とはなにか、リーダーとはなにか、貧困とはなにか。 何度見ても新たな学びがあります。 三船敏郎 東宝 2009-10-23 売り上げランキング : 1631 Amazonで最安値を探す by カエレバ  

Scent of Woman(セント・オブ・ウーマン/夢の香り)

アルパチーノ主演。 表題からは見当がつきづらいですが、歳の差のある男同士の友情を描いた作品です。 クライマックスのスピーチのシーンでは鳥肌がたちました。 音楽の美しさが際立つタンゴのシーンも忘れられません。 感謝祭を描いた映画としても有名です。   音楽、脚本、演技、どれも素晴らしいです。 ちなみにこの主人公もウイスキーが大好きで、いつもJack Danielsを飲んでいます。 しかし、「野獣死すべし」といい、「グラン・トリノ… Continue Reading

野獣死すべし

主演は松田優作、助演に鹿賀丈史。原作は大藪春彦の小説です。 松田優作はこの映画の役作りのために、奥歯を2本抜いたという逸話もあるそうです。 電車内で、松田優作と室田日出男の間で繰り広げられる「リップバンウィンクルの逸話」のやりとりは、日本映画史上に輝く名シーンだと思います。圧倒的な緊張感が味わえます。 ちなみに、たかしまあきひこ作の「野獣死すべしのテーマ」が素晴らしく、この幻想的で狂気的な世界観の構築に大いに役立っています。 管楽器のメ… Continue Reading

新幹線大爆破

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警察がいくらなんでも無能すぎる。「死体は何もしゃべらない」ってトグサや少佐が言ってたじゃないですか・・・。(攻殻機動隊より) 演出はB級でセットもひどいが、JRの協力を得られなかったため仕方なくだそうです。 いろいろ悪いところが目立ちますが、脚本の斬新さと、高倉健、宇津井健の名演が魅力です。 ポスターも味があって非常によろしいです。 総合評価で星4つ。