GRAN TORINO (グラン・トリノ):2008

GRAN TORINO (グラン・トリノ)の概要

クリントイーストウッドの傑作映画。デトロイトが舞台。

GRAN TORINO (グラン・トリノ)の詳細

ベトナム戦争で兵役の経験があり、以後をデトロイトのフォードで組み立て工として務め上げた頑固なポーランド系米国人の主人公。

もともと住んでいた住民がどんどん引っ越すなか、隣に越して来たのはアジア系のモン族。

さまざまな摩擦や事件を経て、青年タオと男同士の友情を形成する。

実の家族よりも親密な関係になったころ、1つの事件が起き、主人公は決死の覚悟である作戦に赴く。

 

GRAN TORINO (グラン・トリノ)の総評

「アメリカとはなにか」を考えさせられます。

アフリカ系の男性にアングロサクソン系の男性がからまれ、「bro(兄弟)」といって和解を試みるところを目撃したクリント・イーストウッドが「どこが兄弟だ」と吐き捨てるシーンや、会話の種として平然と互いに人種差別発言を行うシーンなどを見て、米国の人種問題の複雑さが浮き彫りにされます。

アメリカの暴力の歴史を映画的な手法で精算するクリント・イーストウッドの意気込みが伝わってきます。オススメ!

 

 

グラン・トリノ

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