Space Cowboys(スペース・カウボーイ)のあらすじ(ネタバレ)
概要
引退した高齢の宇宙飛行士が再結成し、地球の危機を救う物語。
ストーリーは
- チーム結成
- チームの訓練
- 作戦の実行と帰還
というように大きく3つに別れています。
Space Cowboys(スペース・カウボーイ)の演出
キャスト
クリント・イーストウッドやトミー・リー・ジョーンズを配した宇宙飛行士四人は当然ながら往年の俳優で安定感のある演技。
クリント・イーストウッドの偏屈さとガレージ作業は、のちのグラン・トリノに通ずるところがあって感慨深いところがありました。
彼らの若かりし頃を描くシーンでは、演じている俳優さんは皆本人に似ていて驚きです。(息子たちかな?)
また、ヒロイン(?)役のサラ・ホランドが「スタートレック」のスポックにしか見えなくてイマイチ感情移入できなかった人も少なくないのではないでしょうか。
それと、バックアップ役の宇宙飛行士イーサンを演じていたのは、ガタカでお兄さん役をやってる人でしたね。今回は弟に変わって宇宙に行けたのに、いまいちな役でかわいそう…。
Fly Me to the Moon
物語のはじめと終わりをまとめるのは、フランク・シナトラの名ナンバー、「Fly Me to the Moon」。
歌詞から着想を得られたところもあったのかもしれません。
まさか本当に月にいくことになるとは思いませんでしたが・・・。
残念なところ
さすがに体力的には無茶。B級映画とはいえ、宇宙にいくための工夫について、ガタカ並みの執拗な描写があってよかったかも。
あとガーソンはいくらなんでもダメ上司すぎるでしょう。(ああいう人でも出世できるの?)
また、宇宙空間の描写は、やはり大衆向けなのか、質量を持った衛星がシャトルと至近距離ですれ違う際に効果音が入ったりするなど、ちょっと甘め。
(風が存在しないため、すれ違った程度では実際は音はしないはず。)
無重力感もあまり伝わらず。(みんな普通に立ってる。無重力だともっとフワフワしてるはずでは)
一番ひっかかったのは、イーサンの独断による船外活動。命令を無視して大事故に。そりゃ宇宙飛行もすれば興奮するだろうし、通常の精神状態を保てなかったりでああした行動に至ったのかもしれないけど、そのへんの描写は雑でよくわからない。それはそれで、ホークの死が薄っぺらくなってしまうけども。
ほかにも、若者二人が気絶してたり、脳震盪してたりするのに高高度から放り投げる描写とか、無駄に着陸までクリント・イーストウッドにお伴していく様子とか(だったら若者二人の面倒みて一緒に降りてあげたほうが良かったのでは・・・)、細かいところでひっかかるところは多数ありましたが、まあエンターテイメント映画にそうした細かいところまで求めるのは野暮というものかもしれませんね。
Space Cowboys(スペース・カウボーイ)の総評
細かい不満点をあげつらってしまいましたが、なんだかんだ夢があって楽しい映画です。
勇気をもらえます!オススメです!
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