コンテンツの秘密-ぼくがジブリで考えたこと(川上 量生)2015年

『コンテンツの秘密-ぼくがジブリで考えたこと 』の概要

Dwangoの会長である川上量生氏が、ジブリにプロデューサー見習いとして入った際に感じたことを記録されたもの。

感性で仕事をしている印象があるアニメの世界を、非常に理性的なアプローチで噛み砕いて説明してくれます。

情報媒体業を生業にしている方は読んで損ないです。

 

『コンテンツの秘密-ぼくがジブリで考えたこと 』を読んで考えたこと

「情報量」とか、「脳内認識の再現」とか、「脳はわかりやすいものを好む」という話がありましたが、これは常日頃から私も仕事で意識しているところでもあり、たいへん親近感を覚えました。

脳は複雑な認識は苦手だから、ひとことで言えるくらいまで単純化、抽象化、平たく言えば情報量を削ることを無理矢理にでもやらないと、相手には伝わらない。

より少ない文字数、色数、単語数で、いかに相手の脳的実感にフィットする表現にできるかが、複数人で良い仕事をするためのコミュニケーションのキモだと思います。

 

『コンテンツの秘密-ぼくがジブリで考えたこと 』のまとめ

  • 客観的情報量と主観的情報量はことなる
  • プロのコンテンツ制作者は、脳にとって気持ちの良い情報を出せる

ものすごく濃い本なので、以上、ごくごく一部のエッセンスを紹介して終わりにします。

 

ここまでの内容に興味もてる方は、買って損しないと思います。オススメです!

川上 量生 NHK出版 2015-04-11
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