タイトルタグにセミコロンがある場合どう表示されるか"テスト"してみた

タイトルタグはSEOで非常に重要なので、かなり丁寧に扱わないと事故る。 事故るというか、もったいないことになる。 メタDescriptionのほうは順位には直接的には影響しないからさほど重要ではないが(CTRがあがることにより間接的に順位に影響はするが)、タイトルタグに変なタグが入ってて事故ると大変な損害になりうる。 すでに確認している範囲では、ダブルクオーテーションをタイトルタグに入れている場合。 これは全角でも、その前で認識が切れて… Continue Reading

論語の読み方(山本七平):1995年

『論語の読み方』の概要 聖書研究者としても有名な山本七平氏が論語を解説した著作。 聖書と比較していること 通読順ではなく体系的に解説順を整頓していること 注釈書や現代の派関連本についても触れていること が大きな特徴。 聖書との比較 いわく、「聖書を知るためには論語を知らなければならないし、論語を知るためには聖書を知らなければならない」。 古典中の古典である両書は、注釈、解釈の歴史であり、ともに社会に強く影響を与え続けてきた。 『聖書の常… Continue Reading

Zero to One(ゼロトゥワン)ピーターティール

『Zero to One(ゼロトゥワン)』の概要 さまざまな新事業を起こし、世界中の市場を席巻する「ペイパル・マフィア」と頭目として名高い、ペイパル創業者ピーターティールによる著作。 わかりやすい実務的な話ではなく、本当に価値のある企業を生み出すための考え方を学べる書籍。 「どうやるのか」ではなく「何をすべきか」を求める人です。   競争を避け、独占せよ 競争が進み、完全市場の状態になると、利益は消失する。 よって、安定した利… Continue Reading

聖書の常識(山本七平):1980年

『聖書の常識(山本七平)』の概要 日本を代表する評論家である山本七平氏による著作です。 世界の思想界に強い影響を与え続けている聖書について、聖書を読んだことがない人にとっても概要と背景が理解できる、わかりやすくも濃い解説が詰まっています。 以下に備忘録として、内容をざっくり記載しておきます。   そもそも聖書とは そもそも聖書とはなんでしょうか。 まず構成で分けてみると、大きく、旧約聖書と新約聖書に分けられます。 聖書はキリス… Continue Reading

コンテンツの秘密-ぼくがジブリで考えたこと(川上 量生)2015年

『コンテンツの秘密-ぼくがジブリで考えたこと 』の概要 Dwangoの会長である川上量生氏が、ジブリにプロデューサー見習いとして入った際に感じたことを記録されたもの。 感性で仕事をしている印象があるアニメの世界を、非常に理性的なアプローチで噛み砕いて説明してくれます。 情報媒体業を生業にしている方は読んで損ないです。   『コンテンツの秘密-ぼくがジブリで考えたこと 』を読んで考えたこと 「情報量」とか、「脳内認識の再現」とか… Continue Reading

会社はこれからどうなるのか(岩井克人)

『会社はこれからどうなるのか 』の概要 日本を代表する経済学者である岩井克人氏による著作です。 取引の仕組みを明らかにすることで、資本主義の未来、とくに会社という概念の将来像が描かれています。 以下に備忘録として、内容をざっくり記載しておきます。(読み終えたの3週間前だから記憶違いがないか怖い)   資本主義における利益を生む仕組み 資本主義は交換によって利益を生む仕組み。もちろん単なる交換では利潤が生まれない。 ある国で10… Continue Reading

滅びし獣たちの海 THE SEA OF FALLEN BEASTS (星野之宣)

『滅びし獣たちの海 THE SEA OF FALLEN BEASTS 』について 概要 日本を代表するSF漫画家のひとり星野之宣によるSF短篇集。一部作品を除き、海に関する話。 江戸時代や、戦中、戦後冷戦時代、そして宇宙旅行時代など、さまざまな時代が描かれています。 収録作品 レッド・ツェッペリン[前編] レッド・ツェッペリン[後編] 鯨鬼伝 罪の島 滅びし獣たちの海[前編] 滅びし獣たちの海[後編] アウトバースト 環礁にて レッド・… Continue Reading

僕は君たちに武器を配りたい(瀧本哲史)

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概要 資本主義というゲームの仕組みを説くことで、 なぜ交換可能な存在になってはいけないのか 交換可能な存在にならないためにどうすれば良いのか を説いた本書。20歳前後のみなさまに是非読んでいただきたい良書です。 以下、引用とコメントです。 「本物の資本主義」の到来 護送船団では、最もスピードの遅い船にあわせて全体が航行する。同様に、日本政府は手厚く産業を保護する政策をとってきた。 事業の許認可や輸入品に対する厳しい規制を設けることで新規… Continue Reading

ダイバーシティ(山口一男)

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本書は二部構成。大変おもしろいです。 第一部は『6つボタンのミナと魔法使いのカズ』という名前のファンタジー小説。合理的選択論にもとづくパラドックスが具体的なシチュエーションの上で読者に示されます。 第二部は、著者である山口一男氏のゼミを濃縮還元したような中身。『ライオンと鼠』という寓話の、日米での差異を主題として、陪審員精度から教育論まで幅広い議論が行われます。 以下、エッセンスの一部を引用したものです。 日本では、いやなことをいやだと… Continue Reading